ケンカにならずにパートナーへ不満を伝える方法

ケンカにならずに不満を伝えるには、その場で言うのではなく、あらかじめ決めた落ち着いた時間に話すこと。相手がどんな人かではなく、何が起きてどう感じたかを伝え、具体的なお願いをひとつだけすることです。先に書き出しておくと、気持ちが落ち着き、より伝わりやすい言葉で話せます。
小さなことでのケンカは、たいていタイミングが原因です。疲れている、お腹がすいている、もうイライラしている。そんなときにゴミ出しへの不満を口にすると、ふたりの関係全体への不満に発展してしまいます。ここで紹介するステップは、タイミングという要素を取り除くためのものです。
口にする前に書き出す
何か気になることがあったら、すぐに1〜2文で書き留めましょう。何が起きて、どう感じたか。たとえば「火曜日、わたしに聞かずに土曜日の予定を決めてたよね。後回しにされた気がした」。
書くことには2つの効果があります。ひとつは、気持ちが頭の外に出るので、言い合いのシミュレーションを繰り返さなくて済むこと。もうひとつは、数日後に読み返すと、もっとやさしく言えると気づいたり、思っていたほど大きな問題ではなかったと気づいたりすること。どちらも知っておく価値があります。
タイミングは意識して選ぶ
不満を伝えるのに向かないのは、起きた直後、夜遅く、出勤前、どちらかがお腹をすかせているとき、そしてメッセージアプリ。向いているのは、ふたりとも休めていて、話すつもりでいる、あらかじめ決めた時間です。
これこそが、定期的な話し合いをおすすめするいちばんの理由です。「日曜の夜は一週間のことを話す日」と決まっていれば、今言うべきかどうか迷う必要はありません。リストに加えて、その時を待てばいいのです。

その場面と、自分の気持ちを伝える
「あなたは予定を立てるとき、いつもわたしのことを考えてくれない」と「土曜日の予定がわたし抜きで決まったとき、仲間外れにされた気がした」を比べてみてください。前者は相手への判決で、後者は自分の一週間についての報告です。後者のほうが、ずっと反論されにくいのです。
「いつも」と「絶対」は避けましょう。相手は例外をひとつ探そうとし、気づけば土曜日の予定をどうするかではなく、過去の出来事について言い争うことになります。
「よかったこと」から始める
ふたりで座るのが不満を言うときだけなら、お互いにその時間が憂うつになってしまいます。同じ週の、心からの感謝を1〜2個伝えてから始めましょう。探せばたいてい見つかりますし、それを口にするだけで、その後の会話の雰囲気ががらりと変わります。
具体的なお願いをひとつだけ
話の最後には、相手が実際に「いいよ」と言えるお願いをしましょう。たとえば「週末の予定を決める前に、お互いに確認し合わない?」。「もっと気を遣って」のようなあいまいなお願いでは、相手は何をすればいいかわかりません。
そして、耳を傾けましょう。相手には、あなたが知らなかった事情や、相手なりのお願いがあるかもしれません。次の一歩を決め、時間が足りなくなったら、無理に続けずに次の話し合いへ持ち越しましょう。
Couples Retroでできること
Couples Retroは、まさにこのステップに沿って作られています。何かあったら「うまくいかなかったこと」にメモを追加。そのメモは、「日曜の夜7時半」のようにふたりで決めた公開時間まで非公開のままです。ボードが開くと、相手は「よかったこと」のメモと一緒にそれを読み、話し合う前に「話そう」「同感」「ありがとう」でリアクションできます。このやり方について詳しくは、ふたりで「振り返り」をする方法をご覧ください。
よくある質問
小さなことも伝えるべき?それとも流すべき?
数日たってもまだ気になっているなら、次の話し合いで軽く伝えてみましょう。小さなことは小さいうちのほうがずっと話しやすいですし、知らないことは相手も変えようがありません。
落ち着いて話していても、ケンカになってしまったら?
いったん中断して、できれば時間を決めて改めて話すことにしましょう。同じ話題で何度もぶつかるなら、カップルカウンセラーが根っこにある問題を見つける手助けをしてくれます。